2005年10月17日

『マシッソヨ! 大久保 韓国ランチ』【番外】韓国旅行編



■食の都 全州グルメ紀行 〜5〜 【2日目】
 『校洞茶院(キョドンダウォン)』黄(ファン)茶



 群山(グンサン)でたらふく刺身を食べ、再び全州市に戻る。車で送迎してくれたチェさんと別れ、とりあえず今日はひと段落。取材のアポイントを取っている店も無い。なので、ヤンさんともここで別れることに。休日返上でしかも家族がある人なのに、私たちのためにお付き合いいただいていたのだ。「また明日お会いしましょう!」と、ヤンさんは笑顔で帰っていった。


 まだホテルに帰るには、早すぎる時間だ。というワケでもう1度、韓屋村(ハノンマウル)内にある、伝統文化センターへ。ここには以前の日記でも書いたとおり、伝統芸能が楽しめる寒碧(ハンビョク)劇場という所がある。今夜はそこで、無料の劇が楽しめるんだとか。「タダですし、まぁ行ってみましょうか」と中に入る。



 文化センターのインフォメーションには、まだ学生たちが作った料理やお菓子の展示品が飾られていた。劇の開演が間近というコトもあって、昼に来た時よりもずい分賑やかになっている。インフォメーションのお姉さんに聞くと「開演10分前です」とのコト。丁度よかったね。


 パンフレットをもらい、劇場内へ。すでに席には大勢の人が座っていて、空いている席もまばら。みんな思い思いにお喋りをしたり、飲み物を飲んで賑わっている。劇場も素人目から見ても、なかなかしっかりした作りで、しかも割と広い。私たちは舞台全体の真ん中の列の中央部分に座った。まあ、せっかくだしというコトで、デジカメを用意。


 しばらくして、恐らく開演を告げているであろう韓国語のアナウンスが流れる。舞台の幕が上がると、そこには誰もいない。アレ?と思うと、客席の遥か後ろの方から、何やら音が…。ガッチャガッチャ♪と景気のイイ音を鳴らしながら、出演者たちが登場。音を鳴らす人が先頭に、そのあとを踊りながらたくさんの人たちが付いて来る。客席を通り、舞台へ。なかなか凝った演出ですな〜。



P1010123.JPG


 チンドン屋のような雰囲気で音をかき鳴らし、軽快なステップで舞う。リーダーっぽい人は、頭にピロピロした長い布を巻いている。コレを新体操のリボンのように、クルンクルンとリズミカルに動かすのだ。



P1010123.JPG


 そして踊りながら物語が始まる。女性だけの場面になり、何やら歌いながら感情を表している。何を言ってるかはよく分からない。やはりというか、次第にまぶたが重くなってきた(笑)。気づいた時にはnabeさんに起こされていた。んあっ!?と目を覚ますと「とりあえず出ますかね(笑)」とnabeさん。いやぁ〜、面目ない。



 文化センターの中は熱気に包まれていて、少し汗をかいてしまった。だが外に出ると風が心地よく、汗がスーッとひいていく。まだお腹もイッパイだったし「どこかで軽くお茶でもしましょうか」というコトに。また韓屋村をぶらりと歩く。まだ夜には早い時間なので、伝統茶の店もたくさん開いている。一軒、雰囲気のよさそうな店を見つけたので、中に入ってみるコトにした。



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『校洞茶院(キョドンダウォン)』
黄(ファン)茶 5000ウォン(約500円)



■ムードある韓屋で優雅にお茶を


 『校洞茶院』はヤンさんの勤務する観光課からも程近く、周りにもたくさんの伝統茶屋や食堂などがある。店内は木の温もりをたっぷり感じる、韓屋ならではの雰囲気。席に着き、メニューをチェック。


 今回は緑茶(ノクチャ)のカテゴリーにあるお茶に注目してみた。とはいっても、どれがどんなモノなのかよく分からないので、とりあえず目についた『黄(ファン)茶』(5000ウォン)というのを注文。


 落ち着いた感じのお姉さんが、お菓子と一緒に湯のみを持ってきた。茶葉の入ったきゅうすに、お姉さんがポットを傾ける。コポコポと勢いよく注ぎ、ふたを閉める。お茶が出るまでしばし待つ。待っている間、出されたお菓子をいただく。ビスケットのような感じだ。



ファンチャ


 きゅうすを、こぼれないよう器用に陶器の小ビンへ突っ込む。そのままにし、お茶が全部流れるまで待つ。そして、ようやく各々の湯のみへ。飲むまでの時間も、オイシさなのかね。ズズズ〜とすする。味はほとんど緑茶と変わらないような気がする。だが、厳密にいうと黄茶という名前のように、緑茶とは違うようだ。その辺は私にはよく分からない。ただ、雰囲気を含めて、上品な味だなぁと。


 客もあまりいなかったせいもあってか、本当に静かでまったりした雰囲気。月並みな言い方だが、時間が止まったかのような気にさせる。そして思うのは、木に囲まれるってのは癒されるなぁ。全州の伝統茶の店は韓屋だからイイんだろうねぇ。


 すっかりイイ気持ちになって店を出るコトが出来た。



●注文したメニュー●
『黄(ファン)茶』5000ウォン(約500円)



●お店DATA●
■店名/『校洞茶院(キョドンダウォン)』
■住所/全州市完山区校洞64-7
■TEL/063-282-7133



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 外に出ると、昼間あれだけ刺身を食べたというのに、お腹が空いてきた。nabeさんが「どこかで『キンパプ(のり巻き)』でも買って、部屋で食べますか」との提案。大賛成! ってなワケで、またも韓屋村を散策。実は『スマンモテル』のご主人に、餅菓子をいただいていたので、それも一緒に食べようと思う。ん〜、楽しみ。


 しばらく歩くと、キンパプ屋を発見。スグそばには、屋台が広がっており、その内の1軒がポンポン菓子というフリスビー大の平べったいモノを売っていた。500ウォン(50円)というコトなので買ってみたら…ものスゴい量! 3〜40枚ぐらいは入っていた…。サクサクした食感で、スナック菓子といった感じ。3枚ほどバリバリとかじると…危ない! お腹イッパイになってしまう!(笑) あやうく目標を見失うところであった。



 改めてキンパプ屋に入る。中は田舎の食堂といった雰囲気で、テイクアウトも出来れば、当然中で食事も出来る。店はアジョシ(おじさん)とアジュンマ(おばさん)夫婦が切り盛りしているようで、中に入ったいかにも外国人旅行者といった私たちを、不思議そうに見ていた。特にポンポン菓子がたっぷり詰まった袋をぶら下げている私は、まさに観光者というオーラを出していたかもしれない。


 キンパプは実に色んな種類があった。1本、3000〜4500ウォン(約300〜450円)くらい。しばらく悩み、私たちは『モドゥンキンパプ』と『チーズキンパプ』を注文した。『モドゥン』はラーメンでいう『全部乗せ』のようなモノ。


 出来上がるまで少し時間がかかるので、私たちも席に座り水を飲んでいた。後ろにの席には、お酒や食事を楽しんでいる若者集団がいた。彼らの中の1人が、nabeさんに何やら話しかけてきた。話し始めると、他の人たちも会話に入り「こんにちは〜」とか「そうですか〜」など知っている日本語を披露したりもする。何だか陽気で人懐っこい若者たちだ。最初に話しかけてきた人は、音楽関係の仕事をしているそう。今、全州では『ソリフェスティバル』という伝統音楽の祭りをやっているようで、それの関係者らしい。『風間杜夫が全州に来るんですよ〜』とも言っていた。へぇ〜。残念ながら、私の滞在期間中には、風間杜夫には会えないようだ。



 若者たちと会話を楽しんでいると、どうやらキンパプが出来たよう。彼らに別れの挨拶をし、店を出た。このまま帰るのも何なので、屋台をぶらついてみるコトに。1つ1つの規模がかなり大きく、テントになっている。テントの下には簡単なテーブルとイスが置いてあり、そこで酒や食事が楽しめる。テントの1つに私たちは入り、軽く何か食べるコトにした。


 せっかくなので、韓国のビール『ハイト』3000ウォン(約300円)を注文。ツマミは『トゥブ(豆腐)キムチ』5000ウォン(約500円)を頼んだ。



トゥブキムチ


 まずは「コンベ〜!(乾杯〜!)」。『ハイト』は薄味かな。苦味もあまりない。少々物足りなさを感じるが、まあ悪くない。『トゥブキムチ』はやや薄切りで並べられた木綿豆腐の上に、炒めた野菜や豚肉とキムチがたっぷり乗せられている。見た目の期待を裏切らないオイシさで、酒のツマミにピッタリ!!



 サクッと一杯だけ楽しみ、屋台を後にする。『スマンモテル』に戻る。すぐにキンパプと餅菓子を食べたかったが、モテルのスグそばにサウナがあるらしい。「行ってみましょうか。スーパー銭湯みたいな感じで、かなりオススメよ」とnabeさん。韓国の銭湯も楽しみたいし、ぜひ行きましょう!というコトに。ひとまず荷物を置きに、モテルの中へ。奥さんがいらっしゃったので「これから荷物を置いて、サウナに行ってきます」と告げる。すると奥さんが「サウナでコレ飲みなさい」と、ブドウジュースをくれた。ホントこのご夫婦は優しいね。


 サウナはモテルから歩いて1〜2分の所にあった。まだ出来たばかりのようで、建物が真新しく、立派だ。24時間やっていて、仮眠するスペースもあるので、泊まっていく人も多いのだとか。



サウナロビー


 ロビーも広々している。受付の兄ちゃんに4500ウォン(450円)払う。レシートをもらい、兄ちゃんから説明を受けるがサッパリ。nabeさんが話を聞いてくれた。男の場合はエレベーターで3階に上がり、ゲタ箱に靴を入れる。ゲタ箱がロッカーの鍵になるらしい。中に入ると、さらに受付的な所があって、そこに箱があるからこのレシートを入れて脱衣所に進むようだ。何だか頭がこんがらがりそう…。ま、とにかく行ってみるか。


 ゲタ箱に靴を入れて、鍵を取って中へ。受付の箱は……あった、巨大な透明募金箱みたいなのがある。受付のタンクトップを着たオヤジは、その箱の前でイスに座ってふんぞり返って寝ている…(笑)。脱衣所は…おお広くてキレイ! とっとと服を脱ぎ、風呂へ。


 風呂場も広いなぁ。色んな種類の風呂と、サウナがある。洗い場もたくさんあるようだ。ササッと体を洗い、ボコボコ泡が出ているジャグジー風呂へ。ふぃ〜、気持ちイイね。ふと周りを見渡す。オジサンが多い。銭湯、オヤジ。まるで日本にいるみたいだ! でも韓国なんだよなぁ〜なんて、どーでもイイことを考えながら風呂を楽しんだ。しかし、ガキも多いな〜。バシャバシャと我がもの顔ではしゃぎ回っている。日本も韓国も変わらないな。


 ロビーでnabeさんを待つ。待っている間、先ほどモテルの奥さんからいただいた、ブドウジュースをジュルジュル飲む。あ〜ウメぇなぁ。



 モテルに戻り、部屋でnabeさんとキンパプを広げる。ん〜ウマそう〜。太巻きを薄めにカットしたような感じ。『モドゥンキンパプ』の切り口は、具だくさんでキレイ。『チーズキンパプ』もチーズがトロけていて、食欲をソソらせる。サウナの帰りにビールを買ったので、私はそれで乾杯〜! いや〜、のり巻きは韓国の方が好きだなぁ〜。韓国海苔のごま油の味もたまらないね。モテルのご主人にいただいた、餅菓子にもパクつく。幸せ幸せ〜。


 ひとしきり平らげ、2人とも満腹。夜も更けてきたので、今日は解散。あっという間に2日目も終わっちゃったなぁ。やっぱり3泊4日は短いよな。早速そんなコトを考えてしまうほど、充実した2日目であった。3泊4日とはいえ、4日目は早朝に全州を出なければならない。事実上明日が最終日なのである。悔いの無いように、イッパイ食べるぞ〜! 食べ物のコトばかりを考え、眠りについた。



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●全州旅行お役立ちサイト●

■『全州へ行こうよ!
記事中にも登場した、私の韓国の師匠nabeさんが運営するサイト『ナグネな気分…』内にある、全州ガイドコンテンツ。全州をココまで詳しく紹介しているのは、ネット・紙媒体中どこを探しても、おそらくこのサイトだけだろう。

全州に関する基礎知識、地理なども、このサイトを見ればよく分かるハズ。私が書いた記事では、その辺をバッサリ割愛してしまっているので、詳しい情報はぜひコチラを参照していただきたい。

■『全州市公式サイト
名前通り、全州市が運営する市の公式サイト。当然ながら全てハングル。ハングルが苦手という人は、翻訳サイトなどを使って見て欲しい。



この記事へのコメント
サウナにも行ったんですね〜いいな〜
マサトさんのモムチャンなお姿を期待していたのにないですね、残念 
わっはっは〜^0^
Posted by きょんじゃ at 2005年10月18日 10:48
>>きょんじゃさん
いやはや〜、モムチャンには程遠いっスよ〜。
わっはっは〜^^
伊達に飯がメインで韓国旅行に行ってませんぜ♪
Posted by マサト at 2005年10月18日 12:38
トゥブキムチ美味そうですな〜
キンパプの写真は無いんですか〜?
見てみたかった全部乗せ.
Posted by nonch at 2005年10月18日 18:49
nonchさんと同じくモドゥンキンパプ見たかったああ。つうかチーズキンパプってのもうまそげ。
とろけるチーズが入ってるのかなあ。妄想中!
Posted by るり at 2005年10月18日 19:19
>>nonchさん
デジカメのメモリ不足で泣く泣く…。
次回は必ず撮ります!
トゥブキムチはまさにツマミですよね。
ビールが恋しくなりますな。

>>るりさん
チーズ偏愛主義者な私に、
チーズキンパプは見逃せませんでした^^;
とろけるチーズだったと思いまっせ。
Posted by マサト at 2005年10月18日 23:28
マサトさん、こんばんは★

豆腐キムチおいしそーう♪
日本と違ってお値段も半額ぐらいだし、
写真からして美味しいのが伝わってきますよぅ^^
あーペゴパ〜〜ヲ
Posted by はる at 2005年10月21日 22:38
>>はるさん
こんにちは。
何食べるにも安いってのが魅力でしたよ。
豆腐キムチは家でも挑戦してみたいです!
Posted by マサト at 2005年10月22日 15:30
全州の旅レポートを見てると私も韓国滞在中に是非行かなければと思いました。話は変わりますが、ソウルで風間杜夫の「カラオケマン」という一人芝居見ましたよ。しかも今通ってる延世大学の語学堂に自らやってきてチケットを置いていったそう(私は直接みてないけど)。だから無料で見ることが出来ました。韓国で風間杜夫に会えるなんて。。不思議なかんじでした。
Posted by あや at 2005年10月23日 16:18
>>あやさん
おっ、ソウルから書き込みですね。
コマッスムニダ。
お久しぶりですね。

ソウルでも風間壮夫の芝居があったんですか〜。
各地で公演されてるんですかね。
イイなぁ。
私もタイミングが合えば見たかったです。
Posted by マサト at 2005年10月24日 12:47
キンパッの写真がないの、残念〜★
韓国ではデジカメのメモリーカード安いですよ。
私も何度かメモリ不足になって買い足しました(笑)。
Posted by ポジャギ at 2005年11月04日 05:19
>>ポジャギさん
次回はメモリ不足に備えて、
大容量のカードを購入しておこうと思います^^;
Posted by マサト at 2005年11月04日 12:29
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